大規模プロジェクトは正確には「大規模建築物」と呼ばれ建築基準法6条1項二号に定義されている建築物です。中規模建築物が「木造」と「木造以外」で定義されているのに対し、大規模建築物は「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造」など種別ごとに細かく定義されています。
・鉄骨造・・・下記のいずれかを満たす
→地階を除く階数が4階以上の場合
→建物高さが13mを超える場合
→軒高が9mを超える場合
・鉄筋コンクリート造・・・建物高さが20mを超える
・組積造、補強コンクリートブロック造・・・地階を除く階数が4階以上
※木造の場合の定義もありますがワット・コンサルティングの技術社員が木造建築に携わることはほぼありません。
また、60mを超える建築物は「超高層建築物」といい、建築基準法20条1項一号に定義されています。60mは階数にすると概ね20階建てになりますが、それ以上の建築物、例えば東京スカイツリーやあべのハルカスなどの何百メートルという建築物も、もちろん超高層建築物です。
大規模プロジェクトは、巨大施設や複数棟が連なる大型ビル群、再開発における駅やその周辺の施設ビルなど多岐に渡ります。大きなプロジェクトだけに世間で話題にも上りやすいですし、竣工後も地図や歴史に残る建物だけに「あの建物の建設に携わった」という実感は大きいでしょう。一方で施工管理職の人数が多く、関わる人もそのぶん多くなります。棟ごとやフロア、特殊施設など、担当範囲を分業するので、すべてに携わることはできません。しかし扱う資材や工法、安全対策など、すべてが最先端であり、それに触れられることは技術者として大きなやりがいのひとつでもあります。
未経験で入社し、ワット・コンサルティングのスクールに学び現場デビュー。ずっと中規模案件の仕事をしていましたが、経験も積み、少しは自信もついてきた5年目に大規模プロジェクトへの参画が決まりました。少し前から営業の方に相談していて実現したんです。
私の住むエリアでは誰もが知っている注目の施設で、子供も産まれた時だったので、「あの建物、お父さんとお父さんの仲間が造ったんだよ」って言えるなと思いました。
歴史に残る建物を造るということは大きなモチベーションですが、それ以上に建設技術者としての大規模プロジェクトの魅力は、スーパーゼネコンならではの資材や工法、安全対策など、最先端を経験できることです。その経験は建設技術者としての財産ですから。
私はその後も大規模プロジェクトの仕事をしていますが、中規模案件にも大規模プロジェクトにもそれぞれの良さがあります。ワット・コンサルティングは自分の希望を言えますので、自分の志向やキャリアステップをみながら希望を出していけばいいと思います。
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