建築/建築CAD
専門研修
仕事の面白みはアウトプットすること。知識を根拠に答えを出す力を養う
自らの力で自らを成長させる能力を身につける
モチベーションを上げさせることが研修で最も重要なことだと考えています。モチベーションというのは勝手には上がらない。幼い子供は「頑張れよ!」と声を掛ければ「うん!」と心地よい返事が返って来る。でも、大人はそうではない。大人にとってモチベーションを上げるのに必要なものは何か?それは「自信」です。
昨今の若者の傾向として自信の低下があげられます。「自信」がないから頑張れない。そこそこ真面目で、そこそこは頑張っているが、更にどう頑張ればいいのか迷っているという若者が多いわけです。
まず、それに対して「知識」を教える。「知識」というのは、様々な局面で答えを出すための根拠となるもの。根拠とは自信そのものですよね。だから、研修では知識を根拠としてアウトプットすることを大切にしています。課題について自ら考え、根拠を持って答えを出す。このアウトプット作業を繰り返すことで、それが「自信」となります。
仕事というのはアウトプットです。研修生にもよく言います。「やったことのないことをやるのが仕事なんだ」と。現場に出れば、常にアウトプットを求められる。だからここで、そのやり方を学んでほしい。そして、それは自らの力で経験を獲得し、自らを成長させる能力でもあるのです。
現場で求められるリーダーシップ。それは人間性でもある
施工管理の仕事は「人を動かす」仕事です。多くの職人さんに対し、リーダーシップを発揮しなければならない。研修生の中にはリーダーシップを取るのが苦手な人もいます。そういう人にはグループワークで敢えて、リーダーを経験してもらいます。ここでも、やはり根拠が大事。根拠があれば、ものを言えますからね。それを経験から知ってもらいます。
また、「人間性の大切さ」にもよく触れます。子供から大人への成長過程で、お爺ちゃんやお婆ちゃん、父母、お世話になった先生方から何度も聞いたようなこと。謙虚さや感謝の気持ち。そういうことが実はとても大事なんです。職人の方々の上に立ってリーダーシップを取る現場監督(施工管理)にとって、傲慢さは大敵。ただ立場を利用しているだけの人だと思われたら、誰も動いてはくれませんからね。
そんな2ヶ月の研修を終えると、研修生の皆さんも声の大きさや表情が変わってきます。それは生きるための道具、仕事をするための道具を手に入れた喜びと充実感、そしてこれからへの期待感であると思います。現場に出て、いい人に巡り合ってほしい。この仕事は常に人対人。そのためにも「人間性の大切さ」を忘れないでほしいですね。
主な授業内容
- 建築概要
- 仮設工事
- 杭・地業及び基礎工事
- 躯体(各種工事)
- 防水工事
- 外装工事
- 内装工事
- 建築積算
- 工程管理
- 安全管理
- 関係法令
- 行政届出
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