設備/設備CAD
専門研修
専門性が高く、必要な知識も膨大。
でも興味を持ち、楽しむことが出来れば成長できる
夢を持つことが設備を学ぶ第一歩
研修を行うにあたって、いつも思っていることは「夢を持ってほしい」ということ。建物の寿命はおよそ50~60年。対して設備は15~25年と言われます。それは機能や時代のニーズが変わるからです。照明はLEDに代わり、空調のヒートポンプも水冷式から空冷式に代わりつつあります。
時代の流れの中で機能が陳腐化してしまう前に「リニューアル」を行う。それが設備の立ち位置です。横浜ランドマークタワーには「リニューアル」を前提とした取り替え用の設置スペースさえあるんですよ。最新の技術と常に隣り合わせで、そのスパンも非常に短い設備の世界。そこに興味を持つこと。夢を持つことが設備を学ぶ第一歩であると思います。
実際に手足を動かし学ぶ実習授業
専門性が高く、覚えなければならない情報量も膨大。それは座学だけで習得できるものではありません。でも、ここである程度の知識を身につけて行けば、現場の上司や同僚が話している話題にもついて行ける。現場は人対人。正直、所長によって考え方も違います。だから自分で考え、動くしかない。動くことで経験値がつく。そういう風に成長していくしかないのです。
でも、講義を聞くだけでは頭には入りません。そこで研修では実際に手足を動かすことで記憶できるように実習も取り入れています。「(1)建築の基本的な考え方を学ぶ (2)設備の成りたちを学ぶ (3)現場がどのように進行していくのかを学ぶ」。それらを学んだ上で実習に入ります。
例えば、こんな流れです。まず、2階建ての建物の図面をみて、平面図(設計図)を起こします。熱負荷を計算で割り出し、エアコンの選定をする。さらにポンプの仕様や配管の太さ、ダクトのサイズを決め、送風機を選定する。これらをもとに工程表、安全関係書類を作成する。こんな具合です。
現場はもっと複雑。その一つひとつを体験し、成長してほしい。そのためにも「夢を持ってほしい」。楽しむことが一番の近道。研修の間に配布する資料は、ここを出て行く頃にはファイルの厚さにして10cm以上にはなります。現場でわからないことがあった時に真っ先にみてほしいです。
主な授業内容
- 建築概要
- 空調設備概要
- 熱負荷計算
- 空調方式・エアコン選定
- 設計図作成
- 空気線図
- 空調機器類
- 配管設備・ダクト設備
- 自動制御設備 保温・塗装工事
- 給水・給湯・衛生・排水・消火
- 現場管理
- 施工図
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